お墓購入の手引き
お墓にかかる費用※墓地がない方の場合
※寺院により入檀料等が必要な場合があります
墓石費用
墓石建立にかかる費用全般です。お墓本体だけでなく、外柵や、灯篭、大花立てや墓誌などの付属品、文字彫刻、基礎工事、耐震工事、設置工事費などが含まれます。
永代使用料
永代使用料とは、”これから家が続く限り墓地を使用するため”に支払う使用権利料で、墓地所有者である寺院や霊園、自治体などに支払います。墓地の所有権ではなく使用権です。最初に1回支払うのみですので、墓地を購入したと勘違いされる方が多いですが、墓地は寺院や霊園の土地ですので、墓地を”借りている”ということになります。
※墓地を引っ越したり使わなくなった場合、永代使用料は返還されません。
管理費用
墓地内の、参道・水まわり・緑地・その他、みんなが共同で利用する部分の維持管理のための費用で、墓地管理者に支払います。墓地によって費用は異なり、定期的に支払うことが一般的です。
管理費の滞納が続きますと、永代使用権が剥奪されたり、無縁墓として整理される恐れがあります。無理なく管理費を支払えるかどうかもチェックしておきたいところです。
入檀料
寺院墓地にお墓を建てる場合は、その寺院の檀家となる場合がほとんどです。入檀料は、その寺院の檀家になるための費用で、入檀時に1回支払います。
また、管理費とは別に、お寺の維持発展のために充てられる”護持会費”を納める寺院もありますので、あらかじめ確認が必要です。
完成までの流れ
墓地を探して、予約や契約をします。
実際に墓地を見学したり資料を取り寄せたりして、十分な検討が必要です。
実際にご住職とも会ってお話しされると良いでしょう。
次は計画!どんなお墓を建てたいですか?
予算、お墓の形(洋風・和風)、色合い、などのご要望をお聞かせください。イメージに合った図面や見積もりを作成させていただきます。
駿東石材では、お墓の完成予想図をCGで作成してお見せしています。
墓石を購入します。
十分な検討の上、契約となります。その後、彫刻内容や書体などを決定していきます。
墓石を制作して、墓地に設置します。
基礎工事・組立・耐震補強などを施し、お墓が完成します。
墓地選びのポイント
1.宗派を確認する
宗派の条件もポイントです。ほとんどの霊園・墓地は宗派に関係なく受け入れてもらえますが、一部の霊園や、手厚い供養をしてくれる寺院墓地の場合は、そのお寺と同じ宗派の人しか受け入れてもらえないことが多いです。墓地や墓石を購入する前に、まず自分の家の宗派を確認する必要があります。ただし、過去の宗派は問わないお寺もありますので、直接お寺にご相談ください。
2.場所や管理費などを確認する
お墓は一生通う場所です。年をとっても無理なく通える近場がベストです。また、近ければお参りに行く回数も増え、それがご先祖さまに対する一番の供養です。
また、墓地購入後、管理費は毎年納めることになりますので、あらかじめ予算も確認してから決めると良いでしょう。
3.建てられる墓石の条件を確認する
近いから、安いから、というだけで墓地を決めてしまうのは危険です。墓地によっては、建てられるお墓の色や形状が制限されているところがあります。最近多いのは、ペットも同じお墓に埋葬したいというお客さまです。購入前に、希望通りのお墓が建てられるかどうかの確認が必要です。
4.墓地までの交通アクセスを考える
将来を考えて、バリアフリーであるかどうかや、車がなくても足を運べるかなど、自宅から墓地までの交通機関もしっかりチェックしましょう。特に、車に乗らないと行けないお墓は、年をとって車に乗らなくなった場合、お墓にも行けなくなってしまいますので、将来のことも視野に入れて計画しましょう。